不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) 河合 太介 高橋 克徳 永田 稔 渡部 幹 講談社 2008-01-18 by G-Tools |
まあ色々ありましたので、読んでみるかなーと読んで見ました。結論として、そんなに簡単に変わらないよねーって感じです。本文中に「築城三年落城一日」とありましたが、まさにその通りなんですよね。基本的に職場の協力関係というのは信頼関係から成り立っているので、信頼関係も「築城三年落城一日」てなもんで、油断も好きもあったもんじゃない。
でも、失敗してもリカバリできるかできないかは、やっぱりその前のその人の仕事への信頼度にもよるものが大きいので、積み重ねというのは何事においても大事なんです。すっごい難しいけど。。。
あと、組織の蛸壺化が問題になってましたが、今アカデミアでのタコツボ化も問題になっています。この本を読むとそれも無理ないよなと思ってしまう。信頼関係が築けたところでアカデミアは教員も学生も移動してしまうことが多い組織だから、よっぽどPIの先生が厳しく毅然とタコツボ化を防ぐ手立てをしないと、どうしたって蛸壺化になる。組織も研究室、専攻、研究科、大学全体と細分化されているからミッションインステートメントを徹底するにもなかなか難しい。手助けしようとする人だけ仕事が増えて研究の時間が取れなくて、自分のことだけ考える人が業績を伸ばして行く。。。(まあ、そうじゃないということも多いにあると思いますが)
難しいですよね。
ともかく挨拶と感謝の言葉はどんな時も忘れずにいようと思いました。自分が疲れると忘れてしまうことが多いですからね。