めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

肉類摂取と死因別死亡リスク

NIHのコホートからの研究結果で、Red meat(赤肉:ビーフ、ラム、ポーク)の摂取が高いと、全死亡リスク、がん、心疾患、呼吸器疾患、脳血管疾患、糖尿病、腎臓病、肝臓病の死亡リスクが上がって、White meat(白い肉:鳥と魚)の摂取が増えると全死亡リスク、がん、心疾患、呼吸器疾患、脳血管疾患、糖尿病、感染症、腎臓病、肝臓病での死亡リスクが下がるというお話。赤肉があんまりよくないという話はもともとずーっとあったけどここまで大規模にやると層別化してもどんな因子でもそこまで大差なく上がり、白い肉だとそこまで大差なく下がるという・・・・。まあ白い肉の加工肉はそこまでリスクを下げないわけですが、赤肉が加工肉も加工されてない肉も両方共こんなにリスク上げるの・・・・?って感じです。ただ、そもそも肉の消費量って地域差があって、ディスカッションでは日本やアジアの研究ではここまで赤肉摂取によるリスク上昇が見られないと書いてあったので、我々にはそこまで気にしなくてもいいのかなあと思わなくもありません。しかもこの結果、層別化で人種別出してないし・・・。

さらに、赤肉の摂取が多いといっても、単に量での多さではなく、1000kcalあたり何グラムかってことなんですよね・・・。単に1日何グラムかではないのでちょっとわかりにくい・・・。量というよりもむしろ、食事量に対する肉の占める割合って考えたほうが良さそう・・・。となると量食べても野菜食ってりゃいいのかって話なので・・・・。

さらにさらに、白い肉を鶏肉+魚としているのは、それどーよ?と日本人的には思うわけです。鳥と魚とにわけた解析結果はなく・・・・。ディスカッションの短所には、セルフレポートだしって話しか書いてないのですが、鶏肉と魚合わせて解析している方がよっぽど短所だよと思うんですが、鳥と魚は欧米の方にしてみたら同類なんですかねー。

あ、あと、呼吸器疾患死亡のリスクがやたらあがっているので、「なんで?」と思ったのですが、加工肉と呼吸器の関連を見た研究も有るので、なんか関係しているっぽいようです。(一応メカニズムもさらっとは書いてありました)
Processed meat consumption and lung function: modification by antioxidants and smoking | European Respiratory Society

www.ncbi.nlm.nih.gov