近代的避妊方法の普及

なんか最近ちょいちょい母子保健系の論文が読むリストに入っているんですけど、そんなに私母子保健に興味あったっけな・・・・？

この論文は、Family Planning 2020対象の69カ国で、近代的避妊方法（男女の避妊手術、経口避妊剤、子宮内避妊器具、男女のコンドーム、注射剤、避妊用インプラント、膣バリア法、標準日避妊法、授乳性無月経法、緊急避妊法）を使うことができる出産可能年齢の女性の割合を増やすことを目的としている「家族計画2020（Family Planning 2020；FP2020）」の進捗状況を評価したものです。Family Planning　2020のHPは下のほうにリンクつけました。

　結果、2017年における対象国での普及率は45.7％、妊娠を希望していない女性で、避妊をしていないまたは伝統的な避妊法（禁欲、膣外射精、リズム法、膣洗浄、民間療法）を利用している女性の割合は21.6％だった。対象国のうち61％が期待値を超えていた。

　しかし、リズム法が伝統的な避妊方法で、授乳性無月経法（授乳中はホルモンの関係で卵巣機能は抑制され基本的には無排卵無月経となる）が近代的避妊法・・・って言うカテゴリはうーん・・・・？そう考えると、避妊方法ごとに使用割合出すとまた色々と違ってきそうですが・・・。

Modern contraceptive use, unmet need, and demand satisfied among women of reproductive age who are married or in a union in the focus countries of the Family Planning 2020 initiative: a systematic analysis using the Family Planning Estimation Tool
www.ncbi.nlm.nih.gov

Family Planning 2020
Family Planning 2020