めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

所得と身体活動量によるCVD予防

約13万人の解析の結果、国の所得の高低に関わらず、運動している人たちのほうが総死亡リスク、循環器疾患死亡リスクが低かったよ、という研究です。身体活動量についてはIPAQで調べているようで、この妥当性が問題になるかと思いますが、日本語版は妥当性が確認されていますね(リンク張ったのは糖尿病患者さんだけど)。

この質問紙で測定した身体活動量について、全体(余暇+余暇以外)、余暇、余暇以外で分けて解析しても、全死亡と循環器疾患死亡リスクを下げたよ、という風にアブストラクトには書いてあるのですが、よくよく中を見てみると、中~低所得国では余暇の身体活動量については有意に死亡リスク下げるわけではなさそうなんですよね。このあたりは余暇に運動するかどうかが国の収入で変わってくるからなのかなー?もう少し精査が必要かなーとか思いました。

とりあえず、Let's運動、ですねえ。

The effect of physical activity on mortality and cardiovascular disease in 130 000 people from 17 high-income, middle-income, and low-income countries: the PURE study.
www.ncbi.nlm.nih.gov

アブストラクトの日本語訳はこちらがいいかな?
low-carbo-diet.com

糖尿病患者の身体活動量評価としてのIPAQ日本語版における妥当性の検討
ci.nii.ac.jp

IPAQ日本語版ー東京医大公衆衛生学分野のトップからPDF版にアクセスできます。
www.tmu-ph.ac