めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

温かいお茶を飲む人で緑内障が少ない

アメリカ、NHINESからの報告。カフェインが緑内障の原因って言われてるから、横断研究で、コーヒー、デカフェコーヒー、アイスティーデカフェアイスティー、ホットティーデカフェホットティー、ソフトドリンク、デカフェソフトドリンク、それぞれについて頻度ごとに緑内障の人のオッズを出しましたよ、という研究。でたのはなんと、ホットティー緑内障リスク低下のみ。個人的にはこれだけカテゴリ分けてやってるんだからチャンスだろ、って思うんですけど、一応フラボノイドがティーには多いから・・・、アイスティーで出なかったのは数が少ないから・・・っていっています。

でもねー、この人たち、Weighted(=対象数が多い)と、Actural frequencies(=対象が少ない)の2つの対象についての基本特性が示されていて、Method読む限りはメインの結果も対象者数が多いWeightedを使っているようなんですよね。→Resultの該当箇所「In estimates based on the weighted sample, no statistically significant associations were noted between consumption of coffee, iced tea, decaffeinated hot tea and soft drinks, and glaucoma in the models both with and without all specific covariates. In unadjusted and adjusted models, there was a statistically significant decreased odds of a diagnosis of glaucoma in participants who consumed daily hot tea (fully adjusted OR=0.26, 95% CI 0.09 to 0.72, P=0.004 for trend). These estimates and additional results from logistic regression modelling are presented in table 3.」。最初に「Weightedサンプルでは統計的有意な結果はない」といっているんだけど、その後毎日ホットティーのむ群では有意に低下っていうのが、Weightedサンプルなのか、Acturalサンプルなのか微妙にはっきりしないし、メインの結果の表にはORが書かれているだけで対象者数が書かれておらず、しかもWeightedの対象者はものすごい多いのに、アイスティーで出なかったのはサンプルサイズが足りないとか、一体何言ってんだかよくわかりません・・・。

どうしてコーヒーはホットとアイスに分けなかったんだっていうツッコミもあるので、メタアナ待ちでしょうか。なんかこの結果だけだと関係なさそうな気もするんだけど、点推定値だけ見ると、デカフェとカフェイン入りで明らかに動きが違うので、なんらかの違いはありそうだけど、それぞれ有意にリスクを上げたり下げたりするほどでもなさそう、という感じですね・・・。

そして最後の疑問点としては、ティーの分類もっとしてくれよって感じですね。緑茶か紅茶か烏龍茶なのか・・・。まあアメリカだからお茶の分類に興味はなかったんだろうな・・・。

Frequency of a diagnosis of glaucoma in individuals who consume coffee, tea and/or soft drinks
www.ncbi.nlm.nih.gov

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