めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

東京大学応援部物語(再読)

東京大学応援部物語

東京大学応援部物語

人に貸す約束をしたので、貸す前に読み返してみました。


私が「応援団」と出会ったのは、7年前。
部活やら何やらで色々あってへこんでいる時でした。
自分の存在価値って何なんだろうとか、部活やめちゃおうかなとか思ってて
休部までもはいかないけれど、しぶしぶ通っているような時でした。
そんなとき、初めて神宮での応援を見て、
「何でこの人たちはこんなに頑張っているんだろう」
と、ただひたむきに応援する彼らを見て、
勝手に励まされたのが始まりです。


色々な問題で、解散してしまった我が母校の応援団でしたが
私は、彼らとともに校歌を歌うたびに、
彼らが応援をする姿を見るたびに、励まされてきました。
もちろん、内部では色々あったのでしょうし、問題も山積みだったのかも知れません。
それでも私は、ただひたむきにリーダーを取り、応援する彼らの姿を見ることで
自分自身の励みとしてきました。
そんな存在が母校から消えてしまったことが、悲しいです。


最近、時々「そのモチベーションはどこから来るの?」と言われますが
学部の時はもっとすごかったです。
朝稽古→神宮応援→午後稽古とか何度もやったし、
講義の関係でキャンパス間の移動も毎週あったし、
研究室でも実習ばっかりだったこともあったけど、
彼らを見ていると、自分なんてまだまだだと思っていました。
逆にいえば、まだまだだと思える存在が近くにいたからこそ
頑張れたのかも知れません。


だから今、全然頑張ってる感じがしないんですよね。
実際そんなに頑張っていないのですが。
学部の時も、「充実していた」と言い切ることができる4年間でしたが
結局色々理由をつけて、逃げてしまって
もしかしたらもう少しできることもあったかもしれないと今では時々思います。
だから今年1年は後悔しないように、がんがん飛ばしたいなぁと。*1


そんなことを改めて考えさせてくれる本でした。


自分勝手に一番つらい時に「励まされた」「元気をもらった」「支えだった」
と思っている私は、ご存じの通りその後どっぷり応援団につかり
周りにドン引きされるほどの応援団(六大学)マニアとなりました。*2
やっぱり辛い時に支えてもらった存在って、
その後無条件に敬う存在になるんですよね私の場合。
友人だろうと小説だろうとコラムだろうと応援団だろうと何でもね。


今でも、あの時神宮に行かなければ今の私はないと思っています。
私は自分の同期の団員と飲んでも、時々愚痴(主に単位の話)ぐらいしか聞かなかったし
むしろ飲めない私の分のお酒を飲んでもらったり
色々迷惑かけた存在だったので余計だったかも知れませんが
「応援すること」「応援団にいる意味」とか聞かなかった気がするなぁ。
いつか、また彼らと会ったら聞いてみたい気がします。

*1:バーンアウトには注意します。

*2:一応断っておきますが私より上のマニアはたくさんいますから♪