NHKみていたら、NHKスペシャルがシンガポールでした。うーん、すごいな・・・。ともかく「人材獲得」に力を入れていて、バイオでがんがん押してる感じでした。「アメリカやヨーロッパよりもいい」という研究者もいたし、「日本はお金があっても使い方を知らない」的なこといいきられていたし、日本相当後れ取ってるなあ・・・という印象でした。官僚がビジネスマンって感じだし、トップダウンで決断＆実行スピードも速いし。
確か今、薬の治験のアジア拠点ってシンガポールなんですよね。医師もナースも関係者も英語でカルテかけてやりとりできて、何よりもインドと中国が4時間以内。世界の人口の3分の1がシンガポールから4時間以内に住んでるんですもん。ヒトを対象に行う治験で、立地的にここにかなうわけがない。
あ、で、番組の内容見ていて思ったのは、評価がものすごく厳しいんですよね。ま、研究関連の予算が青天井といわれていたし、それだけのお金を割り当てるなら、当り前でしょう。でてきた日本人の中堅研究者は、年にNSCが1本もないので首切られそうだと言ってましたからね・・・。捏造とか生まれなきゃいいけど・・・ってくらいの厳しさでした。ただその分本気で世界トップを狙ってるんだな、というのが伝わってきました。そういや、日本も同じような構想で沖縄に大学立てるといって、どうなったんでしょうねえ・・・。だめだこりゃ。
・・・ノーベル賞関連の件で、南部博士と下村博士の頭脳流出の話が出ましたが、そのうち頭脳流出はアメリカじゃなくてシンガポールになったりして・・・。
