めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

国の研究資金の配分の男女差

大事な論文なんだけど、普段と経路が全く違うから、用語の使い方からしていいのかちょっと自信ないですね・・・。

どちらにしても、カナダの政府研究資金のデータを分析したら、女性研究者の応募の方が男性研究者の応募よりも採択される割合が低かったのとのこと。そしてその低さは、主任研究者としての女性の評価が低いことで、女性研究者が提案する研究の質が低いことではないとのこと。この結論を出すデータの議論が読んでも読んでもよくわからないのと、どのデータから出してるのかいまいちよくわからないのと、そもそも本文中の「Success」とは何を示すのかがよくわからない(単に助成金が採択されることなのか、助成金採択後の研究成果の質まで含まれるのか)がよく読み取れないのと、カナダの公的資金の採択方法がよくわからないので、色々疑問だらけです。

ただ、日本の科研費でもこういう研究できるんじゃないかなあと思ったりしました。あと、うまく読み取れなかったんだけど、たぶん評価者に無意識の性別に対するバイアスがあるみたいなことが書いてあって、確かにそれは私もあると思うんです。それは無意識すぎて、男性側はたぶん問題だと思っていない、だからこそ、アファーマティブアクションが大事なんだろうな、と思ったりしました。

Are gender gaps due to evaluations of the applicant or the science? A natural experiment at a national funding agency.
www.ncbi.nlm.nih.gov