2017-10-04

心筋梗塞発症後の運動継続は死亡リスクを減少させる

論文

というわけで、運動したほうがいいよね、ってお話です。座位時間も検討してるんですが、そちらはなんかがたがたというか、そもそも対象が看護師（女性）なので、座位でいるほうが難しいからなんじゃなかろうかというね・・・。

あと、単に動ける人が運動しているだけの可能性もあるのですが、そこについては1ブロックも歩けない人や、発症後2年以内の死亡者を除外して解析しても結果は変わらないとはいうものの・・・・。うーん、重症度のデータはないって言うし、発症した不安とかで運動しなくなる人もいるだろうし、逆にそもそも運動しなかった人が発症後運動するのって結構レアケースだと思うんですよね（それなりに数いるんですが）。そう考えると、まあ発症前から運動していて発症後も運動できそうな人はし続けてくださいってところですかね・・・？

Change in Physical Activity and Sitting Time After Myocardial Infarction and Mortality Among Postmenopausal Women in the Women's Health Initiative-Observational Study.
www.ncbi.nlm.nih.gov

2017-10-04

睡眠時間によってメタボの死亡率への影響は異なる

論文

これ、1300人くらいで、コホートの割りに対象少ないなーと思いましたが、睡眠検査１晩実施してるんですよね。手間かかってる・・・。結論としては６時間以上と未満に分けると、メタボの総死亡、循環器疾患死亡へのハザードリスクが６時間未満で大きくなり、交互作用も有意だったようですが、どれだけ有意かは書いていないし、年齢とも交互作用あったみたいだし、うーん、こんなに言い切っていいのかなあというのが個人的な感想。睡眠時間短いほうがメタボになりやすいとかいう論文もあるし、どっちがどっちなんだろうなあ・・・とは思わなくもない・・・。

あと、睡眠時間は客観的なものと主観的なものとどちらも使われていて、大規模になればなるほど主観的なものが多くなる（何万人も検査なんてしていられない）のですが、主観的なもので短くても長くても死亡率を上げると出ていて、長くてもあげるほうは単に睡眠時間が長いと自覚している＝体調不良の１つの指標、なんじゃないかなあと思う昨今です。実際、ADLとか主観的健康度で層別化すると元気な人は関連が弱くなったり消失したりしますからねー。

Impact of the Metabolic Syndrome on Mortality is Modified by Objective Short Sleep Duration.
www.ncbi.nlm.nih.gov

2017-10-02

予定通り

うちの姫様2017 下僕は辛いよ2017

今日の良かったこと
・ネットではもう8年くらいやりとりしてる方と初めてリアルでお会いした。楽しかった！ツイッターが最近色々不安定だから、こういう機会増やして行きたい。
・とても勉強になった出張だった。
・朝の散歩でライコウゲット！スイクンは全く取れなかったのに拍子抜け。
・ついでにメダルもゲット。

下僕は辛いよ
・想定内ですが、げろりあんととおねしょの処理に追われました。
・おねしょシーツ予約選択するために洗濯機開けたら、出張前に洗った枕カバー干し忘れてて凹みました。
・こんなに良い週末で、厄年なのにいいのかしら？とか思ってしまいました。

2017-09-30

明日出張なのにタイムスケジュール忘れてきた

うちの姫様2017 下僕は辛いよ2017

今日の良かったこと
・まさかこういうところで昔の知り合いとなんかやることになりそうとは人生わからないものです。
・久々に生産的な話すると前向きな気分になる。
・某コンビニのチョコミントまんじゅうおいしいから、チョコミント好きは是非。

下僕は辛いよ
・明日必要なタイムスケジュール印刷しておいて職場に忘れてきた。まあネットでダウンロードできるんですが。
・朝シャンプーしてリンスするのすっかり忘れて、ゴワゴワ頭である。
・あんまり体調良くなくて昨日気がついたら夜9時から寝てるのに今日すっごい眠かった。困る。

寝たいんです。。。そこで寝たいんです。。。

2017-09-28

母親の人口甘味料入りジュースの摂取と子の体重

論文

妊娠性糖尿病にかかった妊婦さん約1000名のデータで、人口甘味料入り飲料の摂取と子の体重がどう関連するか7年間追跡したデータ。結果、妊娠性糖尿病で1日に1回以上人口甘味料入り飲料を飲んでいた妊婦から生まれた子供は特に7年後の肥満リスクが大きくなりました。

で、思ったんですが、7年後にくるってつまり、毎日ジュース飲んでいるような家庭なわけで、ジュースそのものというか、環境が影響与えているような気がするんですけど・・・。その辺のことは限界には書いてなかったけど。そして妊娠性糖尿病の妊婦さん限定だし、糖尿病になってもジュース毎日飲んじゃうような家庭のお子様が太らないわけはないというか・・・。

Maternal consumption of artificially sweetened beverages during pregnancy, and offspring growth through 7 years of age: a prospective cohort study.
www.ncbi.nlm.nih.gov

2017-09-27

思春期における負傷後の死亡リスク

論文

イギリスの研究なのですが、事故以外の負傷（自傷、薬物、飲酒、暴力）または事故に関連する負傷で救急病院に入院した10-19歳の青少年約98万例を対象に、退院後10年間の死因別死亡リスクを後ろ向きコホート研究で検証しています。なんだよこの膨大なデータ・・・・。事故以外の負傷で入院した群事故で入院した郡に比べて、自殺リスクが3～4倍高く、薬剤または飲酒関連死のリスクも高くなった。すべてのタイプの事故以外の負傷の後の自殺リスクは有意に高まっていたのですが、なぜか女子の暴力負傷、傷害負傷での入院後の自殺リスクだけは増えていません。ちょっと逆にこの結果が意外すぎます・・・。

結論としては、事故以外の負傷での入院後10年の死亡リスクは、自殺、薬物またはアルコール関連死亡のリスクが有意に増加しているので、思春期には自傷行為後のリスク軽減のために介入するだけではなく、薬物、飲酒、暴力等による負傷まで広げるべきではないかとのこと。なんかこれだけデータ示されると説得力ありますね。

Causes of death up to 10 years after admissions to hospitals for self-inflicted, drug-related or alcohol-related, or violent injury during adolescence: a retrospective, nationwide, cohort study.
www.ncbi.nlm.nih.gov

海外ジャーナル:暴力経験した児は自殺リスクが3-4倍高い（m3）
www.m3.com