めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

査読論文ぼっこぼこ☆

 とりあえず、明日までの締め切りだったものをさくさく終了させました。査読依頼だったのですが、正直「うわーなんでこんなク○みたいな査読回ってくるかなー」というほどひどい&お粗末なものだったので、鬱憤はらす(?)ためにぼっこぼこにして差し上げました(上から目線)。

 こんなこと言い出すと、投稿論文抱えている人は「ひー機嫌が悪いと鬱憤はらされるのか」と思うかもしれませんが、そんなことはありません!!断固としてそこは否定します!!ちゃんと書かれている論文にはちゃんと査読します。(ってこの前初めて査読した奴も結構ぼこぼこにした気がしますが・・・あはは)

 で、何で今回こんなにぼこぼこにするかというと・・・

 ・先行研究のレビューがしっかりできていない
 ・フォントの種類や大きさが揃っていなくて読みづらい
 ・原著論文だというのにテーブルもましてやグラフさえもない
 ・っていうかreferenceの数が「6」って何者だ!!
 ・しかも先行研究には私のやった研究もしっかり入っているはずなのに引用さえもされず、私がその論文を作るときに引用した先行研究についても1つも触れられていない!!
 ・ヒトを調査対象としているのに、倫理委員会に承認されたかどうかの記述が全くない!!

 ね・・・。

 怒り狂いますよ・・・。

 というわけで、論文投稿の際には・・・

 1)先行研究のレビューはしっかりと→査読者の論文が先行研究に入っていることもよくあることですから、漏れのないようにしっかり検索しましょう。
 2)体裁はきちんと整えましょう→第一印象が全く違います。ダブルスペース、フォントサイズ、フォントの種類、略語の記述・・・これらは何度も何度も投稿前に確かめましょう。
 3)原著なら表や図、1個くらいは入れようね。→今回は例外中の例外かと思いますが・・・。
 4)例えば「○○という疾病が増えている」というだけでも、しっかり引用元、参照元を明記しましょうね→そもそも引用していないということで、その記述の信用性さえも疑われちゃいますよ。

 ま、細かい部分は結構分野によるとは思うんですけど、体裁とか見た目ってやっぱり大事ですよ。誰が見ても「間違い」「ミス」と思える部分に関して、うちの職場はものすごく厳しい。テーブルのフットノートから、スペースから記号の位置からスペルミスから何から何まで・・・。「誰にでもわかる間違いを犯しているとデータの信用性まで失われる」というのが、職場のポリシーです。そういや、今回の査読論文、タイトルからスペルミスあったな・・・。だからこの5年ですっかり鍛えられました。ま、自分の間違えは気がつかないのに他人の間違えはよく気がついちゃったりするんですけどね(てへ)。

 ちなみに、基本的にうちはcorresponding author=first authorなので、学生の身分で査読依頼が本人に来たりします。自分が外部から評価されているんだと思うと嬉しいのですが、やはり下っ端。「うわー」って査読ばっかり回ってきたりします。そして忙しいときに依頼が来たりするんだなぁ。ま、とりあえず、一つめでたくお仕事クリアということで。