めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く

4334034969会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)
勝間和代
光文社 2009-03-17

by G-Tools

 初めての勝間本。

プロローグ リスク・リテラシーと終身雇用制
第1章 会社に人生を預けるな
第2章 リスク・リテラシーを磨く
第3章 「お上」に人生を預けるな
第4章 21世紀のパラダイムシフト
エピローグ リスクを取る自由

 本当は合間合間に読む気だったのですが、手に取ったとたん一気読み。ああ他に途中の本が控えているというのにあっという間におい抜かしてしまった・・・。

 これから先、日本が発展していくためには、日本人の幸福度があがるためにはどうしたらいいのかなあと思います。勝間さんの言うように、終身雇用制がすべて悪いのかというと、うーん、って感じもしますが。まああのアメリカだって昔は終身雇用制が主流だったというし、日本も変わっていくでしょう。私自身の個人的な意見としては、今後どんなに大きな会社に勤めようとも、今の会社を含め、会社に人生預けようとは思っていません。

 よく友人と話すのですが、もし結婚したとして*1、夫が激務で世帯収入が1000万よりも、私は夫婦ともに共働きで9時―5時勤務で年収800万を選びたいなと思います。子どもの成長を見守るには、精神的な豊かさのためには、それくらいがちょうどいい気がする。

 でも、特に「男は仕事、女は家庭」と思って育ってきた年配の方々には理解されない考えかも知れないんですよね。若い時は安い給料で馬車馬のように働いて当り前、残業して当たり前。そう思っている方には、たぶん私の理想を理解してもらうことはないでしょう。別に理解してもらう必要はないのですが、そういう「生き方」や「考え方」があることくらいは、受け入れてほしいかなと思います。つか、残業させるならそもそも残業代払えって話で、払いたくないなら無茶な仕事を押し付けるなって話ですけど。

 私自身の生い立ちが、「普通」とは言い切れない環境で育ってきただけに、色々な人生があっていいと思うんですが、そういう風に考える人って少ないんですかねえ。

 そういえば、民間は終身雇用が基本でなかなか人材の流動性がないようですが、なんでアカデミアだけあんなに人材の流動性が激しいんでしょうね。どうせなら民間も人材の流動性を激しくして、アカデミアと同じにすれば、アカデミアからはみ出た人間ももっと活用されると思うんですけど。そういう意味では、日本の会社はもっとアカデミアを見習ってほしいかなあという気もします。

*1:できるとは思えませんが(笑)