めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

反省よりも振り返り

 数ある私の恩師の中のおひとかたが、イベントを終えるたびに繰り返しているセリフ。反省よりも振り返り。

 というわけで、北の大地から戻ってきました。この3日間、何をしていたかというと某所で某集中演習に参加しておりました。まあ言わずと知れた・・・ですけど、あえて伏せておきます。

 内容は、3日間に初対面の数名で20分のイベントを作る、というもの。イベント企画なんて何年もやってないので、反省点は多々あるものの、このワクワク感を思い出せたことが今回の一番の収穫かもしれません。終わった直後は疲れるだけなんですけど、あとからじわじわきいてくる気がします。たったひとことのサジェスチョンで、短時間で企画が劇的に変化すること。思っても見ない結果になること。チームで動いてひとつのことを成し遂げるということ。それがひとりの力じゃ絶対にできないものになること。エトセトラエトセトラ。

 そもそも、初対面でなくてもバックグラウンドが同じ人なんてあんまりいないし、そういういろいろな人との共同作業で一つのことを創りあげるのって、はっきり言って疲れるなんてもんじゃないです。意思の疎通が測れないことも多いし、自分が思っていることが、他の人にも分かってもらえることは少ないし。いつもイベント企画&実行なんて時間との戦いなのに、今回はなんと実質2日間で作らないといけないし。だからやってる間は「もーやりたくないよー」って思うこともあるんですけど、終わるとこのなんともいえない達成感が結局イベントに携わり続けてしまう。ある意味麻薬だよなあと思います。

 今回は、ものがたりという形がその対象を知らない人に、よりわかりやすく印象づけることができるということと、途中でともかくどんな形でもいいから他の人の前でリハーサルをして、ひとの目にさらして批評を受けることの大切さがよくわかりました。

 考えてみたら今まで、イベント準備に悩殺されて、違うグループの前でリハーサルってあんまりやったことなかったからなあ。あんまりどころか、やったことないかも・・・。出張セミナーのセミナー練習くらいだ・・・。自分たちが「ここはちょっとなあ」という部分は、参加者の感想で「おお、やっぱりここは参加者もダメだと思っていたのね」ということが多いですよね。そういうアラをなくしていくためにも、リハーサルの繰り返しって大切だなあと思いました。

 あと、やっぱり自分が「面白い」といくら思っていることでも、必ずしも相手が面白いとは思っていないことあるということもよくわかりました。人の興味なんて千差万別で、「この人はここを面白いと思っているらしい」ということは伝わっても、その人が面白いと思ってくれるかは別問題なんですよねー。私もそのケがあるのでなんともいえないんですけど、「私はこれを面白いと思う。だからきっと周りも面白いと思ってくれるはず。」っていうのは、大いなる勘違い。人の興味が千差万別だからこそ、企業だってマーケティングとかやっているわけだし。そういう意味でもリハーサルは重要なんだと思います。伝えたいことと、伝わることは、違う。

 でも、ターゲットを絞ってイベントを企画して・・・って大変だけど、やっぱり達成感がやめられなくて、またそのうちやりたいと思う。そういう感覚が思い起こせたことが、私の中では収穫でした。ああ、やりたい事いっぱいだ・・・。