慢性疾患予防目的のホルモン補充療法
米国予防医療作業部会(USPSTF)のレコメンデーション。エストロゲン+プロジェステロンだと、乳がん、CHD、認知症、胆のう疾患、脳梗塞、静脈血栓塞栓症、尿失禁のリスクが、エストロゲン単独では、認知症、胆のう疾患、脳梗塞、静脈血栓塞栓症、尿失禁のリスクがあがって、効果としては、エストロゲン+プロジェステロンだと糖尿病、骨折、大腸がんを減らして、エストロゲン単独だと乳がん、骨折、糖尿病を減らす模様。
ということで、USPSTFとしては、慢性疾患予防のためにHRTをすべきではないという推奨だしています。
まあ個人的には更年期でつらいんだったら、上記リスクを勘案した上でお医者さんと相談して使用するって言うのはありなんじゃないかなーと思います。この推奨もそういった更年期障害に対しての短期使用について妨げるものではないって行ってるみたいだし。
Hormone Therapy for the Primary Prevention of Chronic Conditions in Postmenopausal Women: Evidence Report and Systematic Review for the US Preventive Services Task Force.
www.ncbi.nlm.nih.gov
Hormone Therapy for the Primary Prevention of Chronic Conditions in Postmenopausal Women: US Preventive Services Task Force Recommendation Statement.
www.ncbi.nlm.nih.gov