めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

研究室における科学的リーダーシップの問題

世界中の研究者を対象として研究室のマネジメントなどについて質問した調査からの結果。

ちょっと笑ってしまったのが、PIと非PIの認識の差のグラフ。もちろん同一ラボのPIと非PIから聞き取りしているわけではないので、そこはなんともいえないんですが、非PIは生データをPIがチェックしてるかどうかでチェックしているが57%、PIは自分がラボメンバーの生データをチェックしていると答えたのが90%。このGAP約33%は一体何ぞやと。

あと非PIが「PIはマネジメントやメンタリングの研修を受けたほうがいい」と答えているのは納得。PI本人がそう思っているかというと多分違うんだけど。気になるのはそういっている非PIが自分がPIになったときにじゃあどうなるかって話ですよね。どの国もマネジメントやメンタリングなんて余裕がないくらい科学に使われる予算は減少していて、競争的資金の争いは激化しているわけで。

でも、個人的に思うのはどんなに大変でもメンタリングやマネジメントをちゃんとすることで、不正も防げるし、人材の育成もちゃんと進んでいい人材が出て最終的にはラボの評判、PIの評判になると思うので、このあたりはおろそかにしてはいけないんじゃないかなと思っています。

Some hard numbers on science’s leadership problems
www.nature.com