めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

お風呂の愉しみ

4870313782お風呂の愉しみ
前田 京子
飛鳥新社 1999-11

by G-Tools

 某課外ゼミのお題でした。もちろん、私のリクエストで。これを「未来に」つなげるには結構しんどいんですけど・・・(何も考えていなかったから)。

 石けん作りにはまったのはなぜかと言われれば、うーん、なんでしょうね。直接のきっかけは、数代上の、素敵な先輩の趣味だったから、かなあ。間接的なきっかけは、動物愛護っていうか化粧品の動物実験とか、ああいう話が面倒になったこと、かなあやっぱり。

 動物愛護っていうか愛誤の人たちが今一体どうなっているのか、某巨大SNSを退会した私にはよーわかりませんが、本当にもう、超面倒くさいんですよ。化粧品の動物実験に反対する理由のおおかたは「綺麗になるために動物を殺していいんですか?」って感じだったし。まあ確かにそういう殺し文句?的なことを言われれば、そりゃー「う・・・」とならなくもないですが、でも私たちは動物たちのお肉を美味しく頂いているわけなのですよね。そういうことを考えたら、なんかなあとか色々思ったりして、動物実験していない化粧品会社とか探すって行為が、そもそも褒められることなのか?単なるエゴなんじゃないのか?じゃあどうしたらエゴじゃなくなるんだろう?とかいろいろ考えたら全部が本当に面倒臭くなって「あ〜もういいや、作れば」という所に落ち着いた感じです。自炊にやたら凝っていた時期も、「健康のため・節約のため」という名目ももちろんありますが、自分で作った方が何で作っているかわかるし、食べる肉の量を減らすこともできるし、って思いもあった時もありました。

 それなりにエコと言われるような生活をしていますが、なんでかって言われたら肌がきれいになるとか、地球のためにとか、動物のためにとか、そういうのももちろん当初はありました。でも、結局のところ全部が全部「エコな生活をしている自分」に酔ってる感はあったんですよね。工業的なことを考えたら、コストは大量生産の方がいいわけで、効率的に作ることでエネルギーの節約なるなら、それだって立派なエコかもしれないんですよねー。

 で、そういうこと、色々考えていたらもう本当に面倒臭くなったんです。単純に、自分が使って嬉しいものを使えばいいし、作って楽しいから作ればいいし、好きな匂いと好きな使用感の物に囲まれてれば、それでいいかなーって。で、落ち着いたのが今の生活、ですかね。

 家に常備されているものは液体石鹸、自作石鹸、重曹クエン酸、酢、グリセリンエッセンシャルオイルと局方オリブ油。これだけで、顔と体のケアと、掃除洗濯炊事がほぼ賄えます。だから「面倒くさくない?」といわれても、私にとっては楽ちんな生活なんですよ〜。前田さんのような生活を勧めることはしませんが、この本は読む価値はあるかと思います。で、ついでに言えば市販品に頼らなくても、それなりに快適な生活できるんですよ、ってことで。