めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

「あの人にまかせていいのか」の答は案外正しい

 「あの人にまかせていいのか」の答は案外正しい―“安全。でも安心できない”時代のリスク心理学--中谷内一也氏(後編)―日経ビジネスオンライン

 専門家ではない多くの人は、特定のトピックに関しての動機づけは低く、知識を得る時間もありません。

 そのため私たちは誰かを信頼し、その人の判断に従おうとします。情報処理が困難な問題ほど、信頼が大事になり、信頼できる人に判断を委ねることで安心を築こうとします。

 そうですねえ。もとから「あの人なら信頼できるから、あの人に任せよう」と思って託して、思っていたのと違う結果になったとしても、納得するんですよね、不思議と。「もともと信頼していた」というのと、その背景にある「何で信頼できているか?」という部分で、「あの人ならちゃんとやってくれるだろう」っていうのがあって、「ちゃんとやってくれるからには、それでもだめならあきらめよう」というような背景があるような気がします。まあ、ちゃんとやってくれていないときは「そういう人だったんだ・・・」と信頼ががくっと落ちるわけですが・・・。

 逆に「うーん、この人任せて大丈夫かな?」という人は、「大丈夫かな?」と思う背景に、「ちゃんとやってくれるだろうか」とか「他の仕事が入ったら投げだすんじゃないか」とかネガティブな要素があるんですよね。だから、失敗すると「やっぱり」となる。ここで文句なしに成功すれば、信頼は築けるんですけど。

 ある企画やプロジェクトを運営する際の、リーダー論も似たようなものかなあと思います。信頼って本当に築くのは大変ですが、壊れるのは一瞬ですからね。リカバリーがうまくいくかは、迅速なフォローや情報公開、謝罪という行動だったりするわけで。なんていうか、あー難しい難しい。

 でも、「あの人だったら任せても悔いはない」と思われるようなひとになりたいですね。