めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

飲酒運転基準値の引き下げの影響

スコットランドで飲酒運転の基準が、血中アルコール濃度が0.08g/dLから0.05g/dLに引き下げられたそうなんですが、その引き下げの効果が本当に事故の減少につながっているか効果を検証したもの。比較地区は、引き下げを行っていないイングランドウェールズ

結果として、スコットランドでこの法律改正の前後で事故率の減少はみられていなくて、むしろイングランドウェールズで事故が減少・・・。基準値引き下げは、小売り店でのアルコール消費量とは関連がない者の、飲食店での1人当たりのアルコール消費量のわずかな減少と関連があったらしい。つまり、家で飲む量に変化はないけど、外出先でのアルコール消費が減ったということですね。これは運転する人が運転した先で飲まなくなったと考えればいいのかな。それはそれでいいことなのでは。

っていうか、スコットランドで関連なくて、イングランドウェールズで関連があったというのは地域で何か背景要因が違うんじゃないかな・・・と思うんですけどどうなんですかね。

An evaluation of the effects of lowering blood alcohol concentration limits for drivers on the rates of road traffic accidents and alcohol consumption: a natural experiment
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)32850-2/fulltext