めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

パブリック 図書館の奇跡

最近なぜか図書館関係の方と知り合う機会が多いのですが、その図書館界隈で評判になっている映画。楽しみにしていてようやく見に行きました。ちょっと回収していない伏線がいくつかあったのは残念なんですが、笑いあり、考えさせられる展開有り、で面白かったです。最後は笑った。

図書館って、アメリカと日本じゃ随分位置づけが違うんですよね。そのあたりは「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を見るとわかるんですが、アメリカにおいては図書館は最後の砦で、パブリックで図書館長が「図書館は民主主義を守る最後の砦」と言ったのがよくわかります。

とはいえ、日本では図書館はどちらかといえば知的階級が利用する傾向があるとも言われていたりするのですが*1、、本来の図書館のあるべき姿はアメリカのような形なのかもしれないと思いました。今、健康格差の問題も盛んに叫ばれていますが、個人的には健康格差は情報格差の側面もあり、情報(=図書)へのアクセスの格差が解消されることで健康格差の解消の一つの手段になるのではないかとずっと思っていました。健康格差に焦点を当ててまちづくりをする自治体も多いのですが、一方で図書館を中心として知的格差を解消するまちづくりに焦点を当てる自治体も多くあります。この2つが融合することでもっとよいまちづくりができるのではないか、とずーっとずーっと思っていてなかなか思いを形にできない今日この頃です。

eiga.com

eiga.com