めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

アプリによる情報提供で大腸がん検診の受診率が向上

タブレットバイスも普及したよねーってことで、大腸がん検診の受診を向上させるような情報提供やオーダーサポートをするようなアプリを使う群とそうでない群にランダムに分けて、受診率を見た研究です。アプリ使用群での受診率の向上は、クリニック、ヘルスリテラシー、収入、人種によらず大きく向上した模様(ただし、6つあるクリニックサイトのうち、1つだけ向上度合いが小さいのが気になるところではあります)。個人的にはあとは、使用している医療保険の種類(無保険、メディケア/メディケイド、商業)による差はなかったのかなーと気になるところです。無保険の人の向上度合いが低そうなきがするんですが・・・・。

あとは著者らも限界で述べているように、これはあくまでアメリカの医療システムの中で英語が話せる人たちだけのお話なので、このようなアプリでの介入を実際日本の医療システムにで効果があるか検証したときに同様の効果が出るかはわからないですよね。いかんせん、自治体によってクーポンの配布状況とか、所属する組織によって医療保険が違って受診する病院の指定とかも違うわけで・・・・。

とはいえ、こういうアプリが広がって受診率が向上すれば、自治体広報とかでひたすらお知らせするだけよりよさそうだなあと思いました。アプリも1つ作って、受けられる病院のを地域を選択して一覧になるようにすればわかりやすいですし。

Effect of a Digital Health Intervention on Receipt of Colorectal Cancer Screening in Vulnerable Patients: A Randomized Controlled Trial
[pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

日本語でわかりやすく書かれているのはこちら。
iPadのアプリケーションにより大腸がんスクリーニング検査の受診率が2倍以上になる | がん情報サイト「オンコロ」