めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

卒業式の着物選び

 もう着るお振りそでは決まっているのですが、小物選びを・・・。母校への恩返しもあってちょっくら実家に帰ってきたのですが、そのついでに祖母宅に行ってあれやこれやと選んできました。

 お振りそでと長じゅばんは成人式のそのままなのですが、今回は帯がグレードアップ。叔母曰く「成人式の時にこれを着るんじゃ、着る人が若すぎて帯が勝つから今がちょうどいいだろう」という結構よい帯です。で、それに合わせて帯締め、帯あげ、半襟、重ね襟と、ちょっとずつ成人式のとは変えようかどうしようか・・・ということで、あれやらこれやら、結局数時間。着物って不思議ですよねえ。あんなに鮮やかな重ね襟を重ねても、不思議と落ち着くし。ともかく小物類も腐るほどあるので、選ぶのが結構大変でした。祖母、大叔母、母、叔母たちの着物は全部私に受け継がれるので、早いうちに着付けを習ってみたいものです。着物で職場に通うのも結構いいかも(やらないけど)。

 「体が思うように動かなくて時々イライラする」と言いながらも、鮮やかな手つきで半襟を長じゅばんに縫い付けていく祖母の職人芸を、誰も受け継がなかったのが本当に惜しくてなりません。っていうかね、おばあちゃん、そうは言ってもアナタ、来年米寿なんでしょ!?多少の不自由は仕方ないから・・・。

 着物がいいなあと思えるのは世代を超えて着ることができるってですね。私自身は自分の着物を新調したことがなく、金を入れてもらったりしたり丈を直して、七五三から成人式、卒業式と着てきました。ちなみに今回は、お振りそでは叔母のもので帯は大叔母のものです。5年前は、母の着物。そして今日も漁っていたら弟が百日参りに来ていたおくるみ(ちなみに元をたどれば父の)がでてくるし、私が7歳の時にきた振りそでもでてくるし、お紐をあさっていたら「これは大叔母が結婚するときに自分で縫ったんだよ」とかいうのが出てくるし。ぬーん、恐ろしい、祖母宅。

 5年前、学部の卒業式の袴のために、上のお着物選ぶのも結構大変でしたが、今回は「振りそで」ということで、祖母と母が張り切るはりきる。でも、そういう時間がいいんだよなあ。選んでいる間暖房がなくて寒かったけどさ・・・。

 お振りそでは、本当に素敵な着物なので請うご期待☆