非アルコール性脂肪肝の小児への食事療法

ぼーっと手に取った論文。別に小児の肝疾患に興味があったわけではなく、低糖質食に興味があっただけです・・・。

対象は、非アルコール性脂肪肝の11-16歳の男児40名。アメリカではこの小児の非アルコール性脂肪肝が増えているらしいのですが、そっちの原因が気になる疫学脳なワタシです。まあ増えているからには治療ってことで、ガイドラインでは低糖質食を推奨しているらしいのですが、推奨しておいて、堅いエビデンスはあんまりない模様。なのでやってみましたという研究です。

食事介入は糖質が低いものもしくは糖質フリーのものに置き換えているようで、材料が週2日被験者の自宅に届く模様。この食事介入以外でも電話で指導があって、低糖質な食事習慣が習慣化するように指導している見たいなんd背宇賀、ざっと読んだところでは置き換えた食べ物が具体的にどんなものなのかとかどんな指導があるのかとかはイメージしにくいです。細かく読めばわかるのかもしれないけど専門外だし英語だし、よーわからん。

とりあえずその食生活を8週間続けると、主要アウトカムも副次アウトカムも改善した模様。特に有害事象もない。なので小児の非アルコール性脂肪肝に低糖質の食事介入は有効かもしれないけど、この研究は小規模かつ被験者の大部分がヒスパニック系なので、その他の人種への適応は今後更なる研究が必要ではとのこと。そもそも、どれくらいの糖質食べてたんですかね・・・・？

Effect of a Low Free Sugar Diet vs Usual Diet on Nonalcoholic Fatty Liver Disease in Adolescent Boys A Randomized Clinical Trial
www.ncbi.nlm.nih.gov