めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

リリーのすべて

医学研究の、科学的根拠の高低で言えば、「ケースレポート」「症例報告」というのは最下段にあります。それでも、稀な疾患や症例に対してはケースレポートほど重要なものはありません。その紹介をするのによく出すのが、平沢ゆうなさんの「【僕が私になるためにextra】 性の境界線」という漫画なのですが、ぼーっとこの漫画を読み返していて、「映画」というフレーズが出てきてはたと「あれ?私映画結構見るようになったのにこの映画見てないな?」と思い立って調べたら、アマプラでちょうどやってたので見ました。

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なんかこう、グレタ(奥さん)が切ないなあ・・・と思いながら見ていました。そして男性器切除はまあいいとして、子宮の移植って色々無理があるんじゃない・・・?と思ったりしましたが、それでもリリーは「完全な女」(=男性器がなく、女性器と子宮がある)になることを切望していたんだろうな・・・・と思いました。

リリー自身は確かに自分の望んだ姿で死ぬことができたことに満足だったかもしれないけど、残された立場としてはつらいだろうな、と。それでも、最後のシーンで「自由にさせてあげて」といった奥さんの、芯の強さというか主人公への愛を感じました。最後のシーンがすごい良かった。

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