めごめも!

ひとりと1匹の生活記録。

巨匠ピカソ 魂のポートレート

 

 サントリー美術館にて。2008年10月4日(土)〜12月14日(日)

 テレ朝開局50周年記念。Tokyo Picassoと銘打って、サントリー美術館国立新美術館で大規模なピカソの回顧展が実施されています。公式HPはこちら。
 

 パリの国立ピカソ美術館の改装によって実現した世界巡回展の一環で、東京・六本木にかつてない規模の作品が集結する大回顧展です。国立ピカソ美術館のコレクションは、ピカソが最後まで手元にとどめていた貴重な遺品の中から選りすぐられた作品が中核です。

 国立新美術館で開催する「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡 」展では、初期の青の時代からキュビスム新古典主義の時代をへて、第2次世界大戦を乗り越えた晩年までの創作の軌跡を、油彩画を中心とする約170点でたどります。

 一方、サントリー美術館で開催する「巨匠ピカソ 魂のポートレート 」展では、「自画像」をテーマにした約60点で、ピカソの内面に迫ります。


 というわけで、面白かったです。ホントこのおっさん、「英雄色を好む」の見本のような人で、恋愛が素直に作品に反映されちゃうんですよね。ご本人は色々悩んでそれゆえ色々な絵が描かれているんですけど・・・。親友の死から始まった青の時代、バラ色の時代、キュビズム・・・と作風の変化もものすごい人で、さらに多作、描きまくり、な人なのですが、今回のように大規模に回顧展をやるとその移り変わりがよくわかって面白いです。サントリー美術館では多分、上野の森美術館で7年くらい前にやったピカソの回顧展に来ていた息子パウロの絵に再会しました。パウロの絵は確かひろしま美術館も収蔵しているのですが、たぶん上野の森に来たのはこっちだと思う。7年越し、海を隔ててまた再会できるのは感慨深いです。

 ちなみに本日10月25日はピカソが生きていれば127回目の誕生日だそう。ということで先着127名にポストカードが配られ、そうとも知らず受け取ってなんかちょっと得した気分でした、実は父親が昨日行ってきたらしいのですが、これ話したらむくれるんだろうな(笑)。

 BGMはなんとなくスペインっぽい感じがほしくて、レッチリで。レッチリがスペイン風かといわれれば微妙ですが、ま、そういう気分だったのです。サントリー美術館の雰囲気には合っていてよかったと思いますー。

Stadium ArcadiumStadium Arcadium
Red Hot Chili Peppers

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